モミの樹では、解剖学と東洋医学に基づき、経絡や神経を刺激する手法で治療目的の施術を行っています。肩こり・腰痛などの諸症状から、病院では原因が分からなかった痛みやしびれ、病名が付かない不定愁訴などにも対応いたします。

鍼治療の目的

神経を刺激して血行を促進し、老廃物を排出する
硬くなった筋肉を緩め、こりをほぐす
痛みの伝達を遮断するホルモンを放出し、痛みを和らげる
自律神経を整え、身体機能を回復する

鍼治療が有効な症状

肩こり・五十肩

腰痛・椎間板ヘルニア

坐骨神経痛

関節痛・手足のしびれ

倦怠感・めまい・不眠

高血圧・便秘・冷え性

鍼通電療法

慢性的な痛みや筋肉のこり、血行不良の改善に効果的な治療法です。モミの樹では鍼治療の一環として取り入れています。
一定の周波数で微弱な電流を流し、リズミカルに筋肉を刺激することで、血流を増加させ筋肉のこりをほぐします。筋肉を刺激することで神経を興奮(活性化)させ、自律神経を調整する効果もあります。感電したような痛みはなく、筋肉をつつかれているような心地よい刺激です。通電の強さは、症状・体質・お客様の感受性などを考慮して調整いたします。

重いこりや痛みには鍼治療を

痛みが長引く場合や痛みの原因が分からない場合は、筋肉の深い部分に痛みの原因である「こり」があることが多いです。そのような場合はマッサージ治療では「こり」まで届かず、症状が改善するまで時間がかかります。鍼治療ならば深い部分の「こり」を刺激することができ、施術の効果が出やすいのです。
また、強い「こり」がある場合は、鍼治療を受けてからマッサージ治療を受けることをおすすめいたします。鍼治療には筋肉の緊張を緩める効果がございます。鍼治療で筋肉をある程度緩めてからマッサージ治療でほぐすことで、治療の効果が高まります。

深部まで「響く」鍼

筋肉のこりに鍼が当たると「ズーン」と筋肉を掴まれたような感じがします。この感覚を「響き」と言います。「響き」は筋肉の防御反応であり、深層部の原因箇所に鍼が当たっている証拠です。モミの樹の鍼は治療が目的であり、症状によってはよく「響く」、刺激の強い鍼になることがございます。楽な鍼がいいかもしれませんが、響かない(原因箇所に当たっていない)鍼では意味がありません。他院の鍼治療で治らなかった場合は鍼が浅かったのかもしれません。

高度な治療法のご紹介

【神経根パルス】

鍼を神経根に当て鍼通電を行う治療法です。神経根とは脊髄から左右に伸びている神経です。頚椎症性神経根症や椎間板ヘルニアなどの治療に使われています。モミの樹では、問診や触診の結果脊髄が神経を損傷している可能性があると判断した場合には、神経根パルスをご提案しています。

原因不明の痛みやしびれがある場合は、神経根パルスを行うことで症状が改善することがございます。各神経根は体の様々な部位と繋がっており、神経根が損傷すると全く別の部位に症状が現れます。故に、脊髄や神経に関する知識がない場合は原因の特定が困難なのです。

モミの樹ではレントゲンやMRIは用いません。問診でおおよその原因を推察し、触診や動作確認で特定していきます。そして特定した部位の神経根に的確に鍼を打っていきます。